ヘアアイロンのスタイリング温度とたんぱく変性
ご家庭向けのヘアアイロンも、
最近の巻き髪ブームやストレートヘアー人気の煽りを受けて使いやすく進化しています。
ただ、安全性の問題や性能の面の理由から、設定温度はかなり低めに設定されていて
ドライヤーよりスタイリング力が劣ることが一般的です。
美容室ではスタイリングや縮毛矯正のために質が良い業務用ヘアアイロンが使われていて家庭用に比べて最高温度が高いといった違いがあります。
最近はネット等を通じて簡単に手に入るため、
一般の方でも業務用の高出力なヘアアイロンを手に入れられることができます。
美容師さんが使われているのを見ていると、簡単にスタイリングできるように思われることもあるでしょう。
ですが、最高温度の高い業務用のヘアアイロンは、その特徴をよく知り正しく使用する必要があります。
髪の毛は、通常180度程、場合によっては90℃でたんぱく質変性を起こすと言われています。
これに対し業務用では、200度以上温度が上がるものが一般的です。
そのため低い温度で何度もヘアアイロンをあててスタイリングするほうが髪のためになると言う誤解がありますが、
実際には摩擦等も関係するため、髪質や髪の状態に適した高い温度で素早く少ない回数スタイリングしたほうがダメージは少なくなります。
ただ、前述の通り摩擦が大きく関係するため、一般的な金属プレートの場合はやはり髪に大きなダメージが生じてしまいます。
便利な道具も道具選びを間違えたり、間違った方法で使用すると、大きな髪のダメージの原因になってしまうので十分ご注意ください。
メインサイト http://www.estp.co.jp/
最近のコメント